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平成29年度赤坂地区研修旅行報告

2018.03.28

石巻町被災地(追悼式場所)
石巻町被災地(追悼式場所)


赤坂地区
旅行同好会・研修委員会「東日本大震災・被災地慰問の旅」合同研修旅行のご報告

平成30 年3 月21 日
研修委員桑原賢児

平成30年3月11日の被災日から3月12日の二日間、参加者14名下記行程にて
研修旅行を行いました。

行程
3 月11 日(日)
赤坂見附駅出発>>高速を下車>>大熊町、双葉町の帰宅困難区域をバス内から見学>>
道の駅にて昼食>>亘理町にて見学(震災語り部ガイドと合流)荒浜中学校・避難の丘・わたり温泉鳥の海・魚市場・鳥の海ふれあい市場(買い物)>>松島・宿泊先(ホテル大観荘)
3 月12 日(月)
宿出発>>石巻市内にて見学(大震災学びの案内ガイドと合流)大街道地区・工場地区・日和大橋・石巻魚市場・門脇小学校跡・南浜町>>石巻市大川小学校跡見学>>松島さかな市
場にて昼食>>赤坂見附駅到着・解散

被災から7年目、現地は復興した部分もありますが、まだ時間が止まったまま、と感じる部分もありました。被災者である語り部ガイドさんからその被災現場で当時の大変リアルなお話を聞きし、各被災地にてその当時の事を想像すると何度も言葉を失ってしまいました。
両日とも天気はとても良かったのですが、本当に凍るような寒さ。東京での生活からはとても想像できません。被災当時は雪が降っていたとのこと。その状況で津波の被災から一命を取り留めてもその晩に凍死で亡くなってしまった多くの方がいたそうです。石巻市のガイドさんは被災時に恐ろしい真っ黒の空を生まれて初めて見て天地は繋がっているという恐怖を感じたそうです。多くの被災者が出た戻り事故という事も初めてお聞きしまし
た。津波警報後約60分後に津波が襲ってきたため一時非難した方々が、自宅や職場に戻
り被災してしまったそうです。
また、石巻市の大川小学校、ここは河口から5kmという立地ですが、津波により近く
の北上川が遡上、地震発生後およそ50 分後同校を襲い校庭にいた児童78 名中74 名と教
職員13 名中、校内にいた11 名のうち10 名が死亡したスクールバスの運転手も死亡して
しまったとの事です。被災されそのまま半壊し残った建物を前にし、本当に心をえぐられるような気持になりました。


時間が止まってしまったままの帰宅困難地域、遠めに見えた福島第一原発、津波被災地、復興し改良され新たに建てられた建物や設備、前向きな地元の人々、ボランテイアの人たち、今回私たちは直接被災地を訪れ、見て聞き、また地元の美味しい魚をいただき、本当にかけがえのないとても貴重で有意義な研修旅行となりました。

大熊町帰宅困難区域
大熊町帰宅困難区域
亘理町語り部(津波の写真説明)
亘理町語り部(津波の写真説明)
亘理町防災公園慰霊碑
亘理町防災公園慰霊碑
石巻町・津波高さ6.9m表示棟
石巻町・津波高さ6.9m表示棟
石巻市立大川小学校跡._
石巻市立大川小学校跡._
石巻市立大川小学校跡
石巻市立大川小学校跡
石巻市立大川小跡(angel of hope 棟)
石巻市立大川小跡(angel of hope 棟)
石巻町被災地(追悼式場所にて)
石巻町被災地(追悼式場所にて)

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