2018.11.10
10月27日午前5時。まだ日の出には間があり、小雨の中を湘南茅ヶ崎海岸を目指して出発する。トランクには愛用の鯵竿と、使い込んだクーラーと雨合羽が積まれている。天気予報は曇り後雨、午後から風強しという状況だ。こんな天気の場合、一人なら当然中止してしまうが、今日は年に2回の港区釣り同好会第26回の例会で、雨天決行ということになっているので、行かないわけには行かない。どうしようもなければ、会長の判断で中止にするが、大瀧会長は少々のことではそうならない。前にも似たようなことがあったが、決行した。結果は散々だったが。
以前、鰹や、イナダ狙いで何度か来たことのある茅ヶ崎丸が本日の釣り船だ。
狙いは鯛五目ということで、秋鯛を中心にして、イナダや鯵などがまざる釣りである。この時期の鯛は春と違って,型は小ぶりだがわりと数が出る。あと、ブリの子のイナダでもでれば文句なしといったところだ。
参加者はいつものメンバーで11名。こんな陽気でも出てくるのだから、結構釣り好きな面々だ。船は予定の7時30分に岸壁を離れた。ものの20分も行くと、そこがポイントである。船上から陸を見ると右手に江ノ島、左に烏帽子岩が見えている。水深60メートル~70メートルが棚である。6メートルのハリスの先にはオキアミをつけて、ゆっくり沈める。コマセ籠が底についたら、少しずつコマセをだしながら、7メートルほど糸を巻いて待つ。5分ほど、待ってもあたりが無い場合は、糸を巻き上げて、コマセ籠にコマセを入れ、針先にオキアミをつけて、沈める。この繰り返しでよい。シロギスや鯵と違って、そんなに神経質に竿の上げ下げをする必要は無い。釣れる時は釣れるくらいの、のんびりした気分でいればよい。
私は仕掛けを5,6回入れなおしていたときに、大きな当りに出会った。鯛にしては、横に走るので、大鯖かとも思ったが、それにしてはリールが巻けないほど引くので、これはイナダに違いないと、胸を躍らせた。こんなことを予想して、若干ドラッグを緩めておいたのがよかった。上がってきたのは、50センチほどの丸々肥えたイナダだった。その後、舟中ぽつぽつ鯛や鯵が上がっていたが、私の並びの5人とも大釣りした人は誰も居なかった。私はその後小型の鯛を2尾加えただけであった。
12時すぎた頃から、雨は完全に上がったが、風が強くなってきたので、船長の合図で、12時30分頃沖上がりとなった。
恒例の順位発表は1位 新橋地区齋藤さん2位 新橋地区佐藤さん 3位 赤坂地区後藤さんで、私は前回の鯵釣りの時のヒラメと今回のイナダで連続外道賞を頂いた。
この晩の夕食は勿論イナダと鯛の刺身を堪能した。
報告 赤坂地区幹事 宮本靖夫