2022.06.09
幻のメバルに会えず笑顔かな
令和4年5月28日(土)年に2回の宅建みなと釣り同好会の釣り会である。
晴天微風の正に絶好の釣り日和である。本日の狙いはイワシメバルである。
つまり、生きた鰯を針にかけ、そのまま底に降ろすと、メバルの大群が我先に飛びついてきて、大きなメバルが竿をしならせるという寸法である。
釣り座は船宿に到着順に好きなところを選べる。今日の参加は総勢11名。近頃港区支部からの参加者が少なくなっているので、千代田中央支部とか、全宅住宅ローンの方々などに参加してもらっている。釣り場は港から10分程度走った逗子沖のポイントである。船にはもちろんいつものシューマイ弁当が乗っている。
事前の釣況では、ここのところメバルは出ていないとのことで、あまり大きな期待はできないとの情報がもたらされていた。しかし、我等腕自慢の太公望はそんなことは気にせず大凪の海に仕掛けを投げていく。1時間もたったであろうか、誰言うともなく「食わないねー」「何にもあたりがないねー」とぼやき始めた。大滝会長も気になるとみえ、皆の様子をうかがいに動き出した。このままではまずいと思ったのだろう。船長に聞こえるように、「もう少しやって、だめだったらヒラメにかえよう」などと言っていた。
結果的には結局最後まで、メバルを狙って誰一人メバルを釣ることはできなかった。
結果は惨憺たるもので恒例の順位発表も外道を多く釣り上げた順に賞を受け、その順位は1位が9匹、千代田中央支部から参加の小川さん、2位が5匹、大瀧会長、3位が3匹、特別会員の今村さんということになる。釣果については記す値打ちもないわけで、一日中沖に出て、0だった人が3人もいた。因みに私もオレンジ色のアカハタ1尾であった。あとから聞いた話では、別船では、ヒラメを狙い、船中20尾上げたということであった。悔しいやら、残念やらでどこかで、この鬱憤を晴らさなければと思っている。まあ、そんなこともあるさとゆったり構えるのも太公望のゆとりかもしれない。
私は、半ばからあきらめて、この船上の日和を楽しみながら、俳句をつくっていたので、駄句を披露してこの報告とする。
夏蝶の大海原に消えにけり 峨々
江ノ島の灯台霞む夏の雲 峨々
報告者
赤坂地区釣り同好会幹事 宮本靖夫