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一昨年の土石流災害で被災した伊豆大島を再訪問

2015.02.10

1年以上掛けてようやく住人を迎え
1年以上掛けてようやく住人を迎え

平成25年10月に発生した台風16号による伊豆大島を襲った土石流災害、昨年度、当支部では2度に亘り大島町役場や当会会員への見舞訪問いたしました。  
今回は、復興状況を確認するため再び大島を訪問して参りました。

途中寸断されている三原山に向かう『御神火ライン』、立入禁止の看板を越えた先、もっとも被害が大きかった元町神達地区では、家の基礎はそのままでしたが、瓦礫は撤去され砂防工事が進んでおり、その横には新たな慰霊献花台が設置されておりました。
本来、三原山まで木々の中を抜けて行くはずの『御神火ライン』は、頂上付近では舗装路も土石流と共にすべてが流され、車を停め降りてみると頂上付近から海まで見渡すことが出来る状況は被災直後と変わっていませんでした。
大島不動産 立木(ついき)代表は、所有物件が数棟全壊した中、半壊状態の2棟を懸命に自らの手で改修を加え、昨秋にはようやく電気も通り1月には入居者が決まり一息つけたということでした。
その原動力は、前回訪問の折、行政の手が届かない中、当支部や本部関連団体、赤坂地区や会員有志の支援が励ましとなり、本当に頑張れたと奥様ともども話していただきました。

今後、被災エリアは、慰霊塔を置きメモリアルパークとする案が浮上しているようですが、未だ不明者がいる中、遺族の同意は簡単には取れず、現在の姿のまま、暫くあるのではないかということでした。
ただ、今回改修したうちの1棟については、東京都が砂防エリアにしているす可能性があり、そうなった場合には取り壊した上で収用されるのではないかと不安も語っておりました。

当支部では、今後も陰ながら見守っていきたいと思っております。

36名の死者を追悼する献花台
36名の死者を追悼する献花台
被災直後の様子
被災直後の様子
復旧工事が進む奥に修繕を終えた物件
復旧工事が進む奥に修繕を終えた物件
住宅の土台はそのまま
住宅の土台はそのまま
大島不動産
大島不動産

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